androidスマートフォンをHMDにしてVRChatを楽しむまで
- 2018/5/16 一部追記
Steamを見てたらVRChatが無料であることを知って、この前の土日でめちゃめちゃにハマってしまった冬月ことねです。
Blenderでオリジナルアバターも作ってしまった...。そのうち普通の頭身のモデルも作りたいですね。
さて、私は現在デスクトップモード(キーボードとマウスで操作するモード。)で遊んでいて、VRChatの醍醐味であるHTC vive等を使ったVR環境では遊んでません。かといってviveを買うお金も使う場所もない。
そこでスマホをHMDとして使ってVRっぽいことをしたいと思い、やってみました。ここには最低限のことしか書いてないので、やりたい方はリンク先とかをご自分で調べて頑張ってください。
【やり方】
iVRyというものを使うと、SteamのVRゲームをスマホをHMDとして使って遊べるようです。下記リンクはiPhoneでの説明ですが、最近Androidにも対応したらしい。今回使うスマホはXperia XZです。
準備ですが、PC側とスマホ側それぞれで準備する必要があります。
スマホ側
Play Storeから、Google Cardboardと、Google VRサービスの2つのアプリをインストールします。ここでGoogle Cardboardを起動して、ちゃんとVRゲーム等が遊べるかどうかをチェックしておきましょう。
play.google.com
play.google.com
動いたら、次にiVRyというアプリをインストールします。
play.google.com
iVRyのAndroid版は無料ですが、色がモノクロになってしまうという制限が付いてます。
840円でフルバージョンにアップグレードでき、そうするとフルカラーで楽しむことが出来ます。
とりあえず動作確認だけしたいのであれば無料版でも十分です。
PC側
Steamから、SteamVRをインストールします。
次にiVRy用のドライバを下記のURLからインストールします。
https://tinyurl.com/ivry-hmd-svr
インストーラを実行して完了すればOKです。ちゃんとインストールされたかどうかを知りたい場合は、Windowsの「プログラムの追加と削除」の一覧に「iVRy SteamVR HMD Device Driver」があるかどうかを見てください。
スマホとPCの接続
USBを使ったテザリングと、WiFiの2通りの接続方法があります。
USBを使ったテザリングは、PCとスマホを接続してスマホの設定からUSBテザリングを有効化することで出来ます。WiFiでの接続は、スマホとPCを同じWiFiに接続しておくだけで大丈夫です。
上記のどちらかの方法でPCと同じネットワークにスマホを接続した状態で、iVRyを起動して接続待機画面にします。
その状態で、PC側のSteamVRを起動します。するとSteamVRがヘッドセットを認識するので、ルームセットアップを実行します。
こんな感じになったら完了です。スマホの画面もVR用の表示になっているはずです。
SteamVRを起動してからVRChatを起動すると、スマホをHMDとしてVRChatを遊べるようになります。やったね!
遊ぶときに設定したほうがいいこと
Seated Playを有効にする。これをしないとカメラの位置がおかしくなってしまいます。
3rd Person Rotationを有効にする。WASDでの前後左右の平行移動が、Wで前進、Aで左を向く、Dで右を向く、Sで後ろを向く、といったような操作に変わります。
HMDを装着していると、その場での回転が難しくなります。(首が動く範囲には限りがありますからね。)なのでこの設定を有効にすることで、ちょっとだけ快適にプレイできるようになります。
やってみて思ったこと
ディスプレイを見てプレイするのと比較して、やっぱり没入感が違います。顔の向きをある程度自由にできることで、頷きや首をかしげるといった行為もできるようになって、ほんの少しですが自由度が上がります。それだけでも楽しい。
ただ、キーボードやマウスが見えなくなるので、操作がちょっとやりにくくなってしまうかもしれません。
バグ?
HMDを接続した状態で移動しようとすると、カメラが追従せずにキャラクターだけ歩き回ってしまう現象が出ています。移動をやめると視点が追いつくという感じです。プレイは出来ないことないですが、やはり違和感が取れない。。。
いまだに原因不明です。どなたか解決策をご存じであれば教えていただけると幸いです。。。
↓(2018/5/16追記)
コメントにて、System → Comfort and safety → Holoport(3P Locomotion)のチェックを外すと、移動が第三者視点ではなくなりました!(あとで見たらVRChat日本Wikiにも書いてました。。。)
情報提供ありがとうございました!